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・篠原画房
さて今回は、看板絵師の篠原光雄さんの工房にお邪魔してきました。数々の映画看板が作成された工房内には、絵の具の香りが漂っています。
かつて炭鉱で賑わっていた頃の田川市郡には20もの映画館があり、週替わりで上映される多くの作品は、すべて手描きの絵看板で告知されていたらしい。
そして当時、3つの映画館を担当していた篠原さんは、寝る間もなくひたすら看板の上から新看板を描いていたとのこと……つまり、お決まりのボードに絵を重ねて描いていたので、作品(看板)はほとんど残らないわけです。いやいや本当にすごい仕事だな。
・お気に入りは『風と共に去りぬ』
映画館が閉館してから看板を描く機会は減ったものの、2007年に『田川映画愛好会』から「映画資料を集めた展示会用に看板を描いてほしい」と依頼を受けて現役続行。倉庫内には、愛好会から依頼を受けて制作したという数々の名作看板が残っていました。
ちなみに、篠原さん1番のお気に入りは『風と共に去りぬ』。いやいやマジで迫力がスゲエエエエエエエエエエエーーー!
やはり手描きの看板は、遠くから見ても存在感抜群のオーラを放っていますね。本当に倉庫で眠らせておくのは確かにもったいない気がするな~。
手描き看板は「映画で華やいだかつての田川」を見事に語ることができるのではないでしょうか。また、炭鉱そのものに興味が無い人にとっても、田川を知る1つのきっかけになるような気がします。
そして篠原さん、実は本日2018年2月20日が89歳の誕生日なのだとか。おめでとうございます。現役だから若々しいですね~。これからも最年長プレイヤーとして頑張ってくださいね!
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